『SMilet(スマイレット)』のご紹介
近年、日本では地震や洪水などの自然災害が頻発しており、これらの災害時には上下水道インフラが損傷を受け、通常のトイレが使用できなくなることが多く、避難生活において大きな課題となっています。
また災害時に限らず、キャンプ場や山岳地帯など上下水道インフラが整備されていない場所でも、快適な水洗トイレの設置が求められています。
本記事では災害時や平常時を問わず、より快適なトイレ環境を提供することが可能な上下水インフラ不要の循環型水洗トイレ『三井住友建設株式会社製 SMilet(スマイレット)』についてご紹介します。
※東上ガスは『SMilet(スマイレット)』の販売店です。
ご不明な点などございましたら、お気軽にご連絡ください。
【目次】
5.『SMilet(スマイレット)』の販売店 東上ガスだからできること
1.『SMilet(スマイレット)』とは?
『SMilet(スマイレット)』の特徴
『SMilet(スマイレット)』は、上下水道インフラに接続せずに使用できる、水循環式の自己処理型バイオトイレです。
SMiletはユニック車(トラッククレーン)のみで積み降ろし、輸送ができる移動式のコンテナトイレです。専門業者による工事なども不要なため、だれでも設置することができます。※1
避難所等に常設するだけでなく、災害発生時には被災地にSMiletを移設し、すぐに利用いただくことも可能です。
災害拠点に設置しての平常時利用にも、災害発生時に被災地へSMiletを移設した場合でも、100V電源さえあれば初期給水後すぐに利用いただける、フェーズフリーの防災トイレであり、『いつでも、どこでも、快適な』災害対策トイレとして最適です。
※1 建築基準法の建築物となる場合、別途基礎工事等が必要となる場合があります
『SMilet(スマイレット)』の仕組み
このトイレは水洗トイレと汚水処理槽や貯水槽、蒸発処理槽などで構成され、まず汚水処理槽で微生物の力により、処理水と余剰汚泥に分離します。
分離した処理水は、貯水槽内で電気分解処理による殺菌・脱色を施して再利用します。
余剰汚泥は杉チップを充填した蒸発処理槽に移送・撹拌し、蒸発処理で減容化します。
通常利用において、トイレ排水や余剰水・余剰汚泥の処理は自己完結し、設置時の初期給水以降は、汲取りや給水は不要です。※2
※2 100回/日程度以下のトイレ使用回数の場合
2.『 SMilet(スマイレット)』6つのメリット
こちらではSMiletのメリットを6つご紹介いたします。
3. 豊富なバリエーション
『SMilet(スマイレット)』はトイレ一体型の標準品に加え、既存の水洗トイレに接続可能な処理ユニット単体の製品など、豊富なバリエーションやオプションをご用意しています。
また、ご要望に応じて多目的トイレなどとの接続も可能となっております。
【バリエーションの一例】
①処理ユニット単体型 ※既存トイレ等と接続可能です
②太陽光発電+蓄電池
③手洗器・洗浄便座・小便器
④ユニバーサルデザイン
4. 想定される利用シーン
災害対策用トイレとして災害時の避難所となる可能性がある施設のほか、公園、河川敷などインフラが未整備の場所への設置はもちろん、設置先の施設が閉鎖された場合でも移設して再利用が可能であり、資産や財源を効果的に活用できることから、不確実で複雑、不透明な社会情勢(VUCA)に適した製品です。
また、移動が容易であるため、高所や山間部、海上の建設現場などでの工期中のみの設置にも非常に適している製品です。
5.『SMilet(スマイレット)』販売店 東上ガスだからできること
東上ガスは地域に根差した企業です。
皆様とともに地域が抱える課題に対して、その他の災害対策製品と総合的にご提案致します。
防災トイレ、移動式トイレ、公園トイレの新設、改修時にはぜひご検討ください。
6.製品の仕様概略(標準仕様)

ユニット構成 | 処理ユニット+トイレユニット2台 |
外形寸法 | W約6.2m×D約2.5m×H約2.6m |
乾燥質量 | 約3.0t(トイレユニットを含む)・運用時質量約5.5t(水を含む) |
輸送・揚重 | 10tユニック車(各ユニットをユニックで積み下ろし可能) |
標準使用回数 | 100回/日 |
電源仕様 | AC100V(50/60Hz) |
年間消費電力量 | 約3,600kWh(50Hz)/ 約3,900kWh(60Hz) |
『SMilet(スマイレット)』に関するお問い合わせ窓口
東上ガス株式会社 ソリューション営業部 環境事業課
住所:埼玉県富士見市水谷東3-9-1
電話:048-473-2614(平日8時30分~17時)
メール:env@tojogas.co.jp